不動産投資におけるお金の時間的価値についての考察

不動産投資の場合は長期の融資を組むことが多いため、収支シミュレーションや出口の考え方など非常に長期で考えていたり、提案されたりしているケースを見かけます。
不動産投資は一定時間を使って利益を出す投資でもあるので一定期間で区切って検討することは重要です。
しかし、20年や30年の収支シミュレーションに意味があるのでしょうか?
その20年~30年後でないと利益が見込めない投資(物件)だったりしたら、その期間の景気変動は誰にも分らないし、「お金には時間的な価値がある」という投資の原則から言ってもその計画はほぼ絵空事といっていいでしょう。

今日はお金の時間的価値について

ファイナンスでは最重要の概念とされる、お金の時間的価値。

本質は単純です。
同じお金でも、今日のお金のほうが、明日のお金よりも価値があるということです。
この理由としては、大きく3つのポイントがあります。

第1の理由:インフレーション

基本的に世界の経済はインフレして行きます。
以前は100円で買えた缶ジュースも110円になり、
そして120円になりました。
いずれは150円、200円となって行くでしょう。

今は100円で買えるものも、将来は200円出さないと
買えないならば、将来の100円は今の半分の価値しか
ないことになります。

第2の理由:将来の不確実性(リスク)

明日もらえるお金に関する約束は、企業や金融機関の破綻によって不履行になるかもしれません。
お金をもらえるという契約書を無くしてしまうなんてこともあるかもしれません。
意外と忘れられがちなのは、お金を受け取るはずの自分がお金をもらう前に死んでしまう(企業であれば倒産してしまう)かもしれないという点です。

第3の理由:機会費用

今持っているお金は、様々な投資案件に投資することが可能です。
単純なところでは、大手銀行の定期預金にでも入れておけばお金は増えます。
同じお金でも今ではなく将来受け取ることにするということは、こうした数々の投資機会をあきらめるということであり、そこには無視できない機会費用が発生します。

以上から、比較的長い時間軸で見る不動産投資であっても、できるだけ短期で資金回収ができて、勝ち(利益)が見込める計画(物件)に投資するほうが効果が高いという事が言えると考えます。

で、何が言いたいのか

不動産投資のプレイヤーには色々な種類の人が居ます。

見極められる能力を付けて資産を膨らませている人もいる反面、

ドヤ顔で「今は買う相場じゃない」とかいう人、その話を鵜呑みにして進められない人が大勢います。

そういう養分ども方々は大抵、非常にいい相場であったとしても(もう少しよくなるかも)と期待して、ベットすることが出来ず利益を出すことができません。

未来より今のお金の価値が高い。

資本を蓄積できるような物件の買い方をするには、

相場をぼんやり眺め、言い訳ばかりをしているだけではなく、

無理しない範囲で、

実際に今トライ出来ることを進めていくこともが重要だと思います。