投資用不動産は法人と個人どちらで購入すべき??

こんにちは。

億りびと大家です。

不動産投資を始めよう!と考えはじめて、

個人で買えば良いのか、不動産投資用の会社をたててその法人で買えばいいのか

悩む方も多いのでは無いでしょうか?

今日は『個人と法人どちらで購入すれば良いの?』

というお話をしていきます。

どちらがいい!とは一概には言えない

結論から言うと、

絶対にどちらかが有利!という事はありません。

年収や、今後の目標、購入の目的、

規模をどの程度大きくしていきたいのかなどによって大きく変わってきます。

昨日、公務員は不動産投資に向いている??メリットと注意点とはでお話したように、

副業禁止項目があるサラリーマンの方や公務員の方が、

副業規定を避けつつ投資をする場合にも、

法人を利用すべきタイミングがくることがあります。

不動産投資を検討される方全員が、理解しておいた方がいい内容だと思います。

それぞれのメリットデメリット

個人で買う場合

《メリット》

  • パッケージ型のアパートローンが使える(使える選択肢が多い)
  • 法人設立費用がかからない。
  • 法人運営費用と手間がかからない。
  • 減価償却費や所得経費などを利用し(本業収入のある方は)本業収入に食い込ませる事も出来る。
  • 事業規模によって65万円控除がある。
  • 所得税と譲渡税の計算方法が違うため、所得税率と譲渡税率とのギャップを利用した節税が可能。

《デメリット》

  • 損失を繰り越しできない。
  • 減価償却費を繰り越しできない。
  • 税金が所得税・譲渡税が通算できない為、売却損を所得を足しこむ、あるいはその逆が出来ない。
  • 本業収入と不動産所得が合算になる為、税率が上がりやすい。
  • 所得税率が55%まであがる。
  • 概ね融資額3億で頭打ちになってしまう傾向あり

 

法人で買う場合

《メリット》

  • 実績を積むことで金融機関からの融通が効くようになる→規模拡大がしやすい傾向
  • 損失を繰り越しできる。
  • 減価償却費を繰り越しできる。
  • 本業収入と不動産収入の分散が可能。
  • 賃料収入益と売却損(あるいはその逆)との通算が出来る。
  • 規模が大きくなった場合最高税率が33.585%と、個人の所得税率よりも割安
  • 配偶者などの家族へ所得分散の自由度が高い。

《デメリット》

  • 設立に費用が必要。
  • アパートローンが使えない(使いづらい)
  • 赤字でも法人住民税が7万円必ずかかる。
  • 決算書の作成など、事務作業が面倒。
  • 最低税率が約24%から。

で、結局どうすればいいのか

以下まとめです。

個人がオススメなのはこういう方

『本業年収も高すぎず(イメージ給与所得が900万円くらいより下)、今後不動産投資での収入が年金の足しくらいになればいいという方』

『アパートローンを駆使してプロパーローンでは買えない物件を買っていきたい方』

『本業収入が高いが減価償却や取得経費を利用し節税を目的としたい方』

法人がオススメなのはこういう方

『事業規模の拡大を目指し、収益不動産だけでセミリタイアを目指す方』

『節税目的以外で収益不動産を買いたいが、本業年収が高い方』

まとめ

法人・個人それぞれに非常に押さえておきたいメリットがあります。

物件特性とご自身の目的等を考慮し複合的に利用していくのが理想ですね。

その辺りのご相談をされたい方はご連絡下さい。

 

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